以前販売していた「ふわもこパフ」の約1.4倍の大きさのパフを作りました。
つけるときにムラになりにくく、まんべんなく広がるので、重ねづけいらず。
リボンに指がすっぽり入って安定するから、お出かけ先でのお化粧直しも楽ちんです。
山梨県にある和紙メーカーの(株)大直が作り出した「SIWA | 紙和」とのコラボレーション商品です。
素材はペットボトル等から再生された繊維を、和紙漉きの製法で作った紙。
紙特有の軽くて温かみのある手触りは残しつつ、丈夫で破れにくくて水にも強く、燃やしても有毒ガスは発生しません。
ひとつひとつ山梨県の職人さんが作ってくださっています。
山梨県市川大門。
3つの川にほど近く、水の豊かなこの地域で、パフポーチは作られています。
この辺りは1000年前から和紙作りが盛んだった地域。
工業化と外国産の影響で、昔に比べると軒数は減ってしまいましたが、今でも数軒の製紙工場が稼動しています。
その中の一軒、株式会社大直さんにパフポーチを作ってもらっています。
もともとは障子紙や和紙の便せんやシール等を作っていた大直さん。
「地域特産の和紙を何か新しいことに用いて、平安時代から続く伝統を守りたい」という想いから山梨県庁に相談したところ、同じ山梨県出身の世界的なデザイナー深澤直人さんと一緒に新しい和紙の使い方を模索することになったのです。
<事務所の一角には、和紙で内装された茶室が!>
大直さんのもつ様々な素材の中で深澤さんの目にとまったのが、破れにくく丈夫な障子紙として作られていたナオロンという素材。(ナオロンの「ナオ」は、「株式会社大直」さんの「ナオ」。)
この紙を染めて、わざとシワをつけて新たな風合いを出し、生活雑貨を作ろうと提案があり、障子紙のために作られたナオロンの変身ぶりに大直さんはびっくりしたそう。
その雑貨達は「SIWA|紙和」と名付けられました。
「SIWA|紙和」の製品はとても軽く、触り心地はあたたか。シワのついた新鮮な素材感。しかもナオロンなので水にも強くて丈夫。素敵な製品が次々と出来上がっていきました。
ブランドが誕生してから5年経ち、今では日本だけに留まらず世界各国からも注目される製品になりました。
その波は三鷹市野崎3丁目のあきゅらいずスタッフにも届き、数名が「SIWA|紙和」と雑貨屋さんで出会ってファンに。
是非!新しい大福パフのポーチを作ってもらいたいとお願いしたところ、OKの返事が!その瞬間社内の一部は歓喜にわきました。
生活雑貨は様々なものを作っている大直さんですが、こんな小さいパフの入れ物を作るのは初めてとのこと。
粉がもれず、ポーチに入れても邪魔にならないようにするのに四苦八苦。
何度も試作をしてもらい、ついにこの形にたどり着いたのです!
そんなパフポーチを作ってくださっている縫製工場にお邪魔させていただきました。
素材を製紙し、縫製前の形に紙を断裁。
ロゴをレーザーで焼き入れて 縫製します。
縫い代(しろ)が5ミリしかないうえに、一筆書きのように縫わないといけないので、両端のカーブを揃えるのが難しいそう。
縫い終わったらシワをつけてもらい、出来上がりです。
<大福パフ付きでお届けします!>
使えば使うほど表情を変え、馴染んでいく、「SIWA|紙和」のパフポーチ。ぜひ手に取って、お楽しみください。